2014-11-13

かもめに始まり、かもめに終わる。



鮒に始まり鮒に終わる。と先人は言った。

いろいろやっても趣味の行き着くところは、
日々付き合えるシンプルで飽きのこない遊びだということか。

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音楽が好きで、
さらにはモノ好きの性格が災いして
アナログ機器をあれこれといじってる。

カートリッジもあれこれ試しているものの、
一番出番の多いのは
扱いやすいシュアーのM44G。

僕にとっては、ただただ音楽を楽しく聴かせてくれるこのカートリッジ。
DJ用という世間一般の扱いに
オーディオファイルからは軽く見られてるけど、
蛇口全開で溢れるように出てくる音楽は聴いていてただたのしいんだな。
オーディオファイルに評判のいいSHURE V15 MARK3は
僕にはいまひとつしっくりこない。
アーム自体の動きのいいハイコンプライアンスな
SMEのインプルーブドとの組み合わせでは、
しっかり音量を上げるとその真価を発揮するものの
普段の音量ではその音世界がいまひとつ線が細い。

MARK4もすこしハイファイな感じだけど同じ傾向。



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最近手に入れたアームにたまたま付いて来たこのM55Eは
かもめマークのビンテージ。
オリジナル針が無かったのでJICOのN55Eを取り寄せてみた。

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どうやらこのカートリッジはM44Gの楕円針仕様というところらしく、
M44Gではすこし気になっていたレコード内周でのひずみも出ない。
出力も針圧も同じでM44Gのガッツある音に高域を伸ばした感じでとてもいい。
M44-7ほど野放図でもない。

SHUREのカートリッジとJBLのスピーカーの組み合わせには
ある種独特の音世界が存在している。
気持ちのいいところを絶妙の強さで揉んだり押したりしてくれる
つぼを心得た極上のマッサージのように。

目を瞑って、ただただ夢見心地。

ああ、もうこれでいいやん。


僕の場合、カートリッジはかもめに始まりかもめに終わるのかも。


LOTUS CALIFORNIA たなかひろし