2015-12-14

来シーズンは二刀流で、庭仕事は。



庭仕事もそろそろオフシーズン。
春先に元気だったいくつかの植物が秋の終わり頃に瀕死の状態になる。
理由はもうわかっている。

家庭園芸自然主義派の僕は
いっさい農薬を使わないことにしている。
商業農業を営んでいる訳でもないので
生産性を追い求める必要はないし
ちょいと摘んで料理に使えるように
安全安心なハーブを育てる為には無農薬主義を貫いている。

おかげで庭には蝶が舞い、
蜜蜂が飛び交い、
小鳥が果実の実をついばみにやってくる。
しかし、招かざる客コガネムシたちもやってくる。
今年もばらひとつとブルーベリーふたつが
彼らの餌食となり
根は無惨にもほとんど食い尽くされ
ぐらぐらの状態に。


元気のないブルーベリーを抜いて根元を掘り返すと
ざくざくと黄金の小判ならぬコガネムシの幼虫が出てくる。

九州のブルーベリー農家に相談したところ、
小さな苗木のころには体力もないので枯れちゃいますと。
くすりを使ってでもしっかり大きく育ててから
無農薬にしたらどうですか。と
じつに実務的な意見を頂く。
なるほど。


もう彼らの進撃にただ耐え忍んでいるわけにはいかない。
いろいろと農薬の種類と効果、
残留農薬の安全性等を検討の末、
カルホス乳液を購入。
正しい濃度で正しい回数使えば安全らしい。
これも必要悪と割り切ることに。

できれば家庭園芸自然派を貫きたいんだけどね。
コガネムシの進入を防ぐために
ブルーベリーの根元には不燃布のカバーも掛けて
さらにはひのきのチップでマルチもする。

しばらくは自然派との二刀流でいくことに。


LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし


BGM: NATURAL WOMAN


2015-12-10

HELP! I NEED SOMEBODY. / AW-1D



何かがひとつ壊れると、
つぎからつぎへとモノが壊れていくのは
我が家特有のウイルスなのか。

80年代にボーズ感性工学社の訪問販売で売られていた
名作ラジカセAW-1D。
当時初任給の2倍くらいのお値段だった。
いささか低音がブーミーすぎるけど、
小さな音でBGMをならすには低音が痩せなくていい。

CDの音飛びが時々出始めて数週間して、
いままでに見たことの無いHELPという液晶表示とともに
完全にCDが機能しなくなった。

HELPって...。

妙に人間味のある壊れ方するなと変に感心する。
30年以上も使っていればくたびれもするさと、
ボーズサービスセンターに修理依頼の電話をいれると
修理サービスは終了しました。とのつれない返事。

ボーズ感性工学さんの製品って永久保証を謳ってましたよね。
と食い下がるも、
担当オペレーターは外部入力使ってスピーカーとして使えますよ、と
とんちんかんなアドバイス。

僕は直したいの。
これはこれで重宝してるんだから。

HELP!
誰か直してくれるひと探さなきゃ。

LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし


BGM:  HELP / DEEP PURPLE

今の気分はこのディープ・パープルのカバーバージョンに近い。




その後、ネット検索していると
修理してくれる人をヤフオクで発見。
入札→依頼→修理完了。
手元に戻ってくるまでわずか一週間。
あっというまだった。
コンデンサー等もアップグレードしてくれてるらしい。
(僕には音の違いはわからないけど。)
保証も一年ついてくる。
なんとも便利な時代ですね。


追記(2016 1 10)
機嫌良く動作していたのもつかの間、
レストアから約一月したあたりから
CDをスタートさせると空回りをしだすようになり
また例のHELPの文字とともに完全に動かなくなる...。
再メンテナンスを依頼したら、
わずか3日程でCDメカが交換されて戻って来た。
さらにまた一年の動作保証しますとのこと。
なんというすばらしい対応なんだろうか。

こういう仕事をプロフェッショナルというんだと思う。



2015-11-25

不思議なレコード。SAND / BARNARY RECORDS




いつものようにレコード屋をのぞいて、
壁に掛かるレコードに目を配る。
目に飛び込んで来たのは、
砂まみれのハンバーガーが強烈なジャケット。

これいいですよ、と店主が勧めてくれる。
面白いことに、このアルバム二枚組なんですけど
どちらも片面しか音を刻んでないんですよ。
なんででしょうね?
と。

音質重視なのかな。と僕。
でもこの後すぐに倒産するようなこの弱小レーベルが
そんなコストのかかることするとも思えないんですけど。と店主。
そうだよね、それに音質重視なら45回転で両面に
カッティングして二枚組にするほうがいいもんね。と僕。

うーん、
このアルバムの音の良さときたら。
プロモ盤にしても...。


ハワイ産ウエストコーストロック的な音色、
レイ・グーリアックあたりや初期カラパナみたいな。
もしくはロビー、フォーク&バドみたいな
低音の充実したいい塩梅のフォーキーグルーブ。
(マニアックすぎてたとえにならないか。)


このレコードのことをネットで調べてみると、
どうやら、70年代まだ原油価格が高騰するまえの時代に
スタッカブルプレーヤーで演奏するために
片面だけにプレスしていたらしい。
なんて贅沢なんだろうか。
そもそも、その時代にスタッカブルプレーヤーがどれほどの
ポピュラリティーをもっていたのかはわからないけど。

お店でそのレコードをかけていると、
栄町のレコード番長、カフェ萬屋宗兵衛のオーナーが現れる。
今日はレコード屋で収穫なかったわー。なんていつもの調子。
で、僕の入手したレコードのはなしをすると、
僕、スタッカブルプレーヤー持ってるよ。って...。
コーヒーを焙煎するときにレコードをひっくり返さなくていいから便利だよ。
5枚くらい連続で聴けるし。
でもアルバムの片面ずつしか聴けないけどね笑
などと。


ふむふむ。
70年代にはコーヒーを焙煎しながらレコードを聴く文化があったかもしれない。
きっとサンフランシスコのベイエリアなんかには......。




LOTUS CALIFORNIA たなかひろし

BGM:  SAND /  WHO YA' TRYING TO FOOL


SAND / DESTINED ROAD

2015-11-19

危険回避はおとなの条件。




台風のうねりの入ったリーフポイント、
肩くらいのサイズの波がブレイクしている。
そこにいるのは3人のサーファー。
波は余っている。
20分ほどゆっくりと彼らのローテーションを眺めてから入水、
アウトでこんにちは。と挨拶するも無視する女性サーファー。
すかさずひとりのいやにはでなウエットスーツの男性が
だれの知り合い?と声を掛けてくる。
お控えなすって、こちら旅中のものでござんす。
手前生まれは......と仁義でも切ればいいのか...。
いやぁ、誰の知り合いでもないけどなにか。と答えたら
無言。
目を三角にしてこちらを睨んでる。
その後は執拗にドロップインを繰り返してくる。

海にもちんぴらがいる。

アウトからいい波を捕まえて
そのままインサイドまで乗りきって海から上がる。

大事なことは危険回避。

保険でカバーできない危険は海にあふれている。



仕事の帰り、
いつものように駅前の横断歩道を渡る。
斜め向こうからいい身なりのスーツ姿のおとこが
こちらに向かって猛進してくる。
こちらの存在を無視するかのように。
で、肩がばーんと当たって僕のリュックが肩から落ちる。
僕はカチンときて振り返ると
そのサラリーマンはなにごともなかったかのように
横断歩道をそのまま斜めに渡りきっていった。
まあ、いいっか。と 気分をおさめる
スーツを着た礼儀知らずのちんぴら。

 保険でカバーできない危険は街にもあふれている。


怒りを怒りで返してもものごとは解決しない。
危険回避はおとなの条件。

テロも空爆もない世の中になりますように。

lotus california  たなかひろし


BGM:  IMAGINE / JOHN LENNON



2015-11-09

どうやらプロモ盤は音がいいらしい。




レコード屋でときどき見にするプロモ盤。
はたして本当に音がいいのかしらん。
知り合いの中古レコード屋の店主にきいてみたら、
いいですよ。ときっぱり。
しばらく黙ってつづきを待つが、
それ以上の答えはない。

ふーん。音がいいんだ。
僕自身、同じアルバムのプロモ盤と普通盤(?)をききくらべしたわけでもないし、
聞き分けれるほどいい耳を持ってるとも思えない...。
手元にはPROMOTIONAL COPYのシールのついたレコードが
それなりにたくさんあるけど、
僕はどちらかというと敬遠してきた。
というのは、プロモシールが邪魔だから。

アナログはジャケットのデザインそのものもアートで
そこにプロモシールがあること自体が好ましくないのである。
プロもシールが遠慮がちに隅のほうに貼ってあるのはまだしも、
どうしてここに貼るのかとほとほとあきれる程センスのないのもある。

酷いのはワーナーのラジオ局用プロモ盤(WARNER BROS RADIO STATION SERVES)
という曲目とタイムを記載した巨大なシールが
ジャケットの下から1/4を占拠していて、
ジャケットアートが台無し。
完全なる業務用。
無粋なので基本的には無視。
というわけでプロモ盤に特段の思い入れはなかった、
この一枚に出会うまでは。
通常盤とは違うあまりの音の良さにびっくり。



どうやら白レーベルのプロモ盤は放送局用のプロモーション盤らしく、
音質の為に一番最初にプレスするそうで
プレスを重ねたスタンパーのプレスよりも音の優位性があるらしい。
ということはオリジナル盤マトリクスナンバー等の確認するまでもなく
最初期プレス盤ということか。
さらには記載はないものの高品質のビニールを使うこともあるらしい。

うーん、
知らないでいいことを知ってしまった。

レコードやでプロモ盤をみつけると嬉々とする今日この頃。

私的名盤をプロモ盤で買い直そうかと画策する。
アナログレコードの沼は深い...。

LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし


BGM: FOR SENTIMENTAL REASONS / DANNY KORTCHMAR

2015-10-28

秋の夜長はギル・スコットヘロン。




秋の気配が深まってきて、
心地のいい音が鳴っていると気分もいい。
それがその時の気分にあった音楽でもいいし
風の音や虫の音でもいい。


先日、波乗りの後、
いつものように仲間と温泉に入ったあと
食堂でゆっくりしていたときのこと。
テレビから流れるとある若い女性歌手の声が気に障って仕方がなかった。
普段ならやりすごしてしまうのだろうけど、
その高い音域でゆらぎのない声に僕が我慢しきれず,
箸でテレビ画面を指差し、
だれ、この娘?
これってみんな聴いてて気持ちいいの?

結構、若い子らには人気らしいですよ。と友人。
高い声のほうが売れるらしいですよ。もうひとりの友人がつづく。

うーむ...。

こんな磨りガラスを引っ掻いたような細身でヒステリックな声が...。

日本人は高音が好きなのか。

僕の記憶の中の子どもの頃のアイドルは、
もっと肉感のある低い声で歌っていたし、
音域がもっと広くて揺らいでいたように思う。

いつのころからこんな高くて狭い音域の
キンキンした歌い手が幅を利かせてるのだろうか。
声変わり前の子どもの歌うキッズグループのように
カン高い音域一発勝負みたいな。

その国その国独特の音階や音色ってあるんだけど、
歌謡というカテゴリーの日本標準音楽は
完全に独自の進化をとげていて、
まさにガラパゴス状態。


家に戻って、
ギル・スコットヘロンを聴きながらほっとする。
その昔、たまたま旅行中のロンドンで、
彼のポエトリーリーディングのライブにいったことがある。
朗読自体はほとんど何のことかはわからなかったけど、
最後にエレピの弾き語りで数曲歌ってくれた。
その声出し一発で僕のこころは震えた。
すこしはちびっていたかもしれない。
声そのものが楽器。
こんな声、
ほかにはトム・ウエィツやレナード・コーエンくらいしか思い当たらない。


lotus california  たなかひろし

その昔、
海外のスピーカー設計者が日本のスピーカーを試聴したときに
そのカン高い音色に驚いて
日本人はもっと西欧の音楽を聴いたほうがいいといったらしい。
イギリスのとあるメーカーの社長も日本のメーカーの音を聴いて
特定の音域、特に高い音域にピークのあるその音質を
アグレッシブな音と評したらしい。
低音がぬるくて高音が攻撃的
まさに日本の歌謡を表現するにはぴったり。

とはいえ、
イギリスのスピーカーはそれはそれで独特、
高域が伸びきらずに中域にピークのある音。
それはそれで味のある音でなるけどね。
お国柄ということか。
イギリスに行ったひとならわかるだろけど、
イギリス人はもっと味覚を磨いた方がいいとおもう。
なんであれほどうまくないものばかりなんだろうかと。
中華とインディアン以外たいしたものがない。




2015-10-21

LIFE WITH A OLD CAR.





日本は旧車には厳しい。
ただでさえメンテナンスに時間とコストがかかるのに、
古い車は高い税金を払わないと維持できない。
自動車関連産業が日本の主たる産業なので、
あたらしい車をジャンジャン買ってもらわないと困る訳である。


あたらしい車を作るためにたくさんの資源を消費して、
CO2をどんどん排出して、
製造にどんどん電気を使い、
廃棄された車を処分するためにたくさんのエネルギーを消費して、
またたくさんのごみを作り出す。
このくりかえし。

古い車を大切にして
レストアしながら乗るほうがよほどエコロジーだと思うんだけど。

まあ、僕ひとりがここで声を荒げて拳を振り上げても
体制には影響ないんだけど...。
ちなみにドイツでは30年以上たってコンディションのいい車は
Hナンバーを習得しヒストリックカーとして税金は免除される。
さらに保険の優遇も受けれるらしい。
つまりは古い車を維持することが
文化遺産の継承とみなされるから。
同じくイギリスやスイスなど文化度の高い欧州では、
こういったヒストリックカーを文化遺産として扱う制度が存在する。


さて僕のキャンパーも車検がやってきた。
手に入れてはじめての検査なので
ゴッドハンドに念入りにチェックしてもらうことに。

1を訊けば10答えてくれるゴッドハンド。
今回も左リアブレーキの取り付けが180度違っていたとか
右フロントライトの取り付けも逆さまで光軸があっていなかったとか
鬼の首をとったかのように嬉々と説明してくれる。
なにも訊かなくてもずっとしゃべってるけど。
僕はこのゴッドハンドとのおしゃべりが好きで
神戸から千早赤阪村まで2時間掛けてやってくる。

新車のディラーとは違うこういったサードパーティーが
実は車文化の担い手であるのは
欧州もここ日本も同じ。


僕のキャンパーも無事に検査を済ませ
またひとつ自分の車になったような気がする。
はじめのうちどこか借り物のように感じていた車も、
ちょっとしたトラブルごとに、
検査ごとに手を入れることで
着慣れたやわらかいネルシャツのように
自分の肌になじんでくるような気がする。


lotus california  たなかひろし



2015-10-06

きついレコード。 HYMNS SPHERE / KIRTH JARRETT



いまでもときどきレコードを買って失敗することがある。
いわゆるジャケ買いでの失敗は、
壁に飾れるからまあ良しとして...。

きのう買ったレコードは人生最大のきついレコードだった。
ECMレーベルなんでオルガンというタイトルでも
ハモンドではないのはわかってたんだけど。

内容が実にきつい。

暗い、重い、つらい感じのパイプオルガンのソロが延々と続く。
人生のあらゆる種類の悲哀がたばになってこれでもかと
天から自分目がけて降り注いでくる。
加えて、地中からもなにものかに引きずられてずぶずぶと沈んでゆく感じ。
これほどレコードの片面が長く感じることはない。
がんばってA面とB面を通して聴く。

しかしこれが2枚組.....。
C面を聴いてる途中でさすがにギブアップ。
完全になにかの拷問。
これを一日暗い部屋で流されたら
簡単に仲間の名前くらいは吐いてしまう。

おそるべしキース・ジャレット。

これほど盤質がピカピカの中古盤もなかなかお目にかかれない。
おそらくは前の所有者もほとんど針を落としていないはず。

このアルバムが愛聴盤だというひととは
仲良くなれそうもない。
まあそうはいないだろうけど。


LOTUS CALIFORNIA たなかひろし



それでは、西独ベネディクト修道院での即興演奏をおたのしみください











2015-09-28

糖質制限。 その後、 爆買い。



糖質制限をしての体の変化はというと、
5週間を越えたあたりから
はっきとわかるように腰周りがすっきりとしてきた。
腹斜筋と腹直筋もいい感じ。
ほぼ6packs。


でも、僕にとっての人生の喜びのひとつのあまいもの制限は
日々地味にストレスがたまる。
こういうときに限って甘いものを頂くことが続く。
家族は嬉々とし、
僕はひとくち位いいんじゃないという悪魔のささやきに心惑わす。


僕の文化的最大の娯楽、
映画館でビールとポップコーンは完全に禁じ手に。
ビールもポップコーンも糖質のオンパレード。
しかたなくこっそり持ち込んだ糖質0の焼酎サワーを片手にするめをしがむ......。
うーん、ぜんぜん気分がでない.....。
だれか糖質ゼロのポップコーンを作ってくれないものか。


この一ヶ月の最大の変化はレコード棚が太ったこと。
ストレス解消の為、
禁じ手の通販を解禁してレコード爆買い状態。


うーん、
糖質制限は案外コストがかかるようで。

僕だけなんだろうけど。

lotus california たなかひろし



続々と届くレコードたち。







2015-09-19

ESPERANZA SPALDING SUMMER LIVE IN NEWPORT BEACH.

気軽にライブが観れるのも夏のカリフォルニアの魅力のひとつ。


個人的に若手ミュージシャンで一番ぞっこんなのが彼女、
エスペランサ・スポルディング。

その浮遊感のある声と力感のあるベースの弾きっぷり、
加えてふわふわのカーリーヘアーにちいさな顔のそのお美しさ。
バークリー音楽学院を飛び級で卒業、
そのまま若干20歳最年少で教鞭を執ったという。
まさに才色兼備。
2011年にグラミーの最優秀新人賞、
2013年には最優秀ジャズボーカルアルバム受賞と順風満帆。
アルバムごとに違う表情をみせてくれるし、
最近のアルバムはジャズのカテゴリーを超えて、
音楽のスケールが大きいのも魅力。

いい具合にニューポートビーチでライブがあるというので
TICKET MASTERでポチッと予約。
とても簡単。


ニューポートビーチのハイアットホテルに車を滑り込ませると、
背中をきわどいところまでむき出しの黒いドレスにヒール の淑女がちらほら。
粋にバレットパーキングしようかとおもったら驚きの50ドル。
いい格好にはコストがかかる。
すんなりと諦めて自分で車をまわす。

キャパが800人くらいの海を望むちいさな屋外ステージが会場。
うやうやしくエントランスを入ると、
大理石フロアー張りのホテルのラウンジで
シャンパン片手に談笑するハイソサエティーなお客様ばかり。
昔チャカ・カーンな女性や昔クインシー・ジョーンズなしぶい男性があちらこちらに。
その黒人たちの装いをながめるだけでも楽しい。
ゴージャスな雰囲気を横目に見つつ
会場隅のスタンディングバーでワインを買ったら、
これまた驚きの25ドル。
なぜにプラカップに半分ほどの普通のカリフォルニアワインが...。
その辺のリカーショップで3本買えますやん。
と一応つっこんでみる。


ライブが始まるとその演奏のアバンギャルドさに
シックな装いの高齢のお客様がバンバン席を立ってゆく。
演奏中でもおかまいなしに...。
3曲目の激しく長いギターとベースの掛け合いでは
白人のおばさまたちはしびれを切らせたように帰っていった。
おそらくはシックでアーバンでメロウなジャズボーカルを期待してたんだろうな...。

おかげで会場の見通しが良くなったし、
残ったアフロアメリカンのオーディエンスのノリが良くて
ライブもいい感じに盛り上がり
僕たちは大満足だった。


AUG. 14 2015 ESPERANZA SPALDING AT HYATT REGENCY NEWPORT BEACH

ライブを途中で立った経験のない僕には新鮮な経験ではあったけど。
(寝てしまったことは過去何度かある)
あれほどさくさく見切って帰っていくオーディエンスと
それにまったく臆せず自分たちの演奏をやりきるミュージシャンのタフさに
ある種アメリカのライブ文化の一面を見た様な気がした。

 まあ、こうやってライブ力みたいなのをつけていくんだろうな。

ひとまわり大きくなったエスペランサの今後にも期待。(勝手に)


lotus california たなかひろし

2015-09-05

おもちゃはお気軽がいい。

今回の旅で個人的な買い物はあまりしなかった。
ただ単にときめくものが無かっただけで。

でもこの連中にはときめいた。
オレンジのオールドタウンのアンティークモールでみつけたのがこれ。






ヴィンテージのボビンヘッドドール。
首振り人形、よくメジャーリーグの選手でみかけるやつ。

このファブフォーのボビンヘッドドールも
1964年製の日本カーマスコット社のセラミックタイプは
4体完ぴんで箱つきだと$2,000は下らないらしく。
ひとまわりおおきい14インチサイズの販売店プロモーション用タイプは
おどろきの$10,000超え...。
リンゴのドラムスティックがあるかないかで価値は雲泥の差。
ただの棒2本で。
完全にコレクターズアイテム。
もはや車のマスコットではない。
間違っても車のダッシュボードには貼付けれない...。
なにかの拍子に頭がはずれたものならハンドルそこのけで
自分が事故してしまう。


http://eil.com/shop/moreinfo.asp?catalogid=358135


でも僕の手に入れたこのプラスチックの連中はおこずかいで買えるくらい。
底にはMADE IN HONGKONG と刻印されている。
もともとはSWINGERS MUSIC SETという
どこにもビートルズという名前の記載の無い無許可のオリジナル(?)があって
そもそもはケーキーの上のデコレーション用。
僕の手に入れたのはそのブートレグなオリジナルの70年台リプロダクション。
いささかややこしい。
まあ、表情もいいし
これならどこにでも気軽に飾っておけるしね。

おもちゃはお気軽なのがいい。



なんかしっくりこないと思ったらジョージとポールの立ち位置が違ってた...。

ロータスカリフォルニア たなかひろし

2015-08-22

A's BURGERS DANA POINT AAA

ハンバーガーってやっぱりうまい。
と思わせてくれるのがこのお店。





ダナポイントのPCH沿いにあるA's BURGERが僕の一番のお気に入り。
ドヒニーで波乗りのあとテクテクと歩いていく。
ローカルに人気のバーガーショップでいつも賑わっている。
ちょいと有名なサーファーもすぐ横でハンバーガーをほうばっていたりする。
南カリフォルニアらしくメキシカンのメニューもあるけど
人気なのはハンバーガー。
シンプルにバンズとパティとトマトのスライス。
オニオンリングを追加するのを忘れちゃいけない。
糖質制限はさておき。

がぶりとかぶりつくと肉汁が口の中いっぱいにジュワーと溢れ出てくる。
バンズは甘みをおさえていて、
かめばかむ程に双方のうまみを感じる。







甘すぎるバンズに肉の味のしないハンバーガーを食べなれた娘がひとこと。
うわぁ〜なにこれ、おいしすぎるやん。って。

肉汁のナイアガラや〜。とまではいいませんでしたが。


ロータスカリフォルニア たなかひろし


BGM: HIKOMARO グループ魂



これも最高。


2015-08-15

THE STAIRWAY TO HEAVEN.



カリフォルニアのクラシックポイントの中でも
そのゆったりとした波質と雰囲気の良さで一番好きなポイントがここ。
水がとてもきれいだし、
ビーチはきれいな砂。
そしてポイントへのエントリーがとても楽。




ちいさな駐車場しかないので
ふだんはそれほど混むことも無いし、
南うねりをひらう夏のこの時期はファンウェーブ。
南カリフォルニアにおけるクラシックサーフィンの聖地でもあるこのポイントには、
サーフィンという文化を愛する人たちが集まってくる。
目を三角にしていきりたってるような無粋な輩はいないし、
排他的な妙なローカリズムとは無縁の場所。

みんなまわりのサーファーとやってくる波をシェアしている。

海から上がってくる連中は、
いい波だぞ。
楽しみなよ。
なんて調子。


にやにやしながらパドルアウトしていくと、
どう見ても70歳くらいのおじいちゃんが
深いボトムターンからのオフザリップ。
10歳くらいの少年がノーズに足を掛けたまま
ヘッドディップしながらセクションを抜けていく。
ピークから外れたところで波待ちのベースボールキャップのご仁は
スケッグファーストでテイクオフ、
すぐに板を反転させて深いボトムターンしてプルアウト。

自分のスタイルで波乗りを楽しんでいる。
たまらない。


岬に沿って割れる波は、
底に根を張るケルプのおかげでゆったりとブレイクする。
アウトのピークで波を捕まえると、
ポケットに入ったままカットバックを繰り返して
インサイドのビーチまで延々と乗って来れる。

心地いい疲れと満足感のあとにはまだやることが。
崖に貼り付いた急勾配の階段をのぼることが最後のタスク。
重たいボードを頭の上にのせて、
くたくたで重たい足を一歩一歩上へと進める。



行きは天国への階段なんだけど
帰りは自分の足腰との対談となる。
途中で休みたいんだけど後ろがつかえてたりすると休めない。
これがけっこうきつい。


でもパーキングではみんなにやにやしてる。
いい波だったなーって。









ロータスカリフォルニア たなかひろし


BGM: STAIRWAY TO HEAVEN   ACOUSTIC VERSION




FOO FIGHTERS
こうなるともう完全に余興ですね...。
善し悪しは別としてこれもまた楽し。

2015-08-12

BIG WEDNESDAY. / SURFER’S VEHICLE TYPEⅡ




毎年8月の第2水曜日は
南カリフォルニアのタイプⅡを愛するサーファーたちが
仕事をなんとかやっつけて休みをとって
あるいは仕事をほうりなげて、
ここオールドマンズに夜明け前から集結する。

バーベキューして、
サーフィンして
ハングアウト。
ただただみんなにやにやとビーチで過ごす。


60年台となにも変わらないラギットな雰囲気のサンオノフレに
100台近いサーファーのタイプⅡが並ぶ姿は壮観。
カリフォルニアのサーフィン文化の層の厚さに圧倒される。
いわゆるみせるためのぴかぴかのショウカーとは違う
サーファーらしい想い想いのスタイルのタイプⅡがあつまってくる。












 



 
 

 



こんなイヴェントが日本にもあればいいいのにな。


本日の締めはというと、
友達のウエスティーが調子を崩して
ハンティントンまでレッカーで帰宅。
それもまた楽し。
レッカー車の巨大さもアメリカ的で。



ロータスカリフォルニア たなかひろし



ちなみにコンテストは、
波が良すぎて自分のヒートに遅刻...。
性格的にコンテスト向きではないようで笑




2015-08-10

MY GIRL. / TRIP TO CALIFORNIA

久しぶりのカリフォルニア。
いやがうえにも気分が上がる。


今回は娘を連れての二人旅。
二年前の息子とのおとこ二人 旅ほどストイックではない。
総じてオトコ親は娘に甘い。

でもやっぱり、普段通りに僕の好きなカリフォルニアを巡る旅。

ハンティントンにある友達の家にステイして
朝からパシフィックコーストハイウェイを流して
クラシックサーフポイントで波乗り。
昼からちよこちょこと買い付けに車を走らせる。
ローカルのバーガーショップやメキシカンでランチ。
夜はスーパーで買った食材で簡単なサラダを作って食べる。
ディズニーランドも行かないし、
レストランで食事することもない。


いつもの旅のスタイル。



はじめはホームシックで母親とのフェイスタイムで
涙流して言葉詰まらせていた娘も、
帰る頃には、
カリフォルニアっていいね~。
みんなたのしそうだし。
英語できたらもっとたのしめるかな。
なんて調子ですっかり南カリフォルニアのファンに。

英語できなくても
元気いっぱいの笑顔でコミニケーションしてる彼女をみて
僕はにやにや。

僕が伝えたかったのはそこ。


でもこの旅ではこの小さな娘に助けられた。
フリーマーケットの日、
4時起床して1時間程のドライブ。
パーキングの前列に滑り込み、
さぁ、買い付け。というときに
現金をすべてスーツケースに忘れてきた事実に気づく。
さらに悪いことににATMでも手持ちのカードが使えない......。
いまから往復で2時間以上かけて現金を取りにいくしかないけど
もう気分が乗らない。
凹み過ぎて座り込んでた僕に、
取りに帰ろうよ。
じゃなきゃ何も買えないよ。
さぁ、行こう!
って力強く言う彼女が僕には天使にみえた。

炎天下のフリーマーケットでも愚痴もこぼさず
休んでてもいいよという僕に大丈夫と答えるおさげ髪の娘。
行く先々でディーラーに気に入られていいものを格安で
手に入れてゆく姿に僕は天性のバイヤー資質をみた。





ロータスは彼女に任せよう。

BGM : MY GIRL



ロータスカリフォルニア たなかひろし







2015-08-06

糖質制限の旅。/ HOW DOES IT FEEL.

週に2回のジョギングとスイミングのおかげで体調はすこぶるいい。

でも、うっすらと腰周りに付いた贅肉はなかなかとれない。
壁に付いたこすってもとれない落書きのよう。
自分のものじゃないはずとおもいつつ、
見て見ぬふりする。



ディアンジェロのレコードを眺めながら、
やっぱ男は腹筋だなと......。
太ったロッカーと服屋にはリアリティーがない。
6packs againを決心する。


ただやせるだけなら
食べる量を減らして走る時間を増やせばいいこと。
たいして難しくはない。

でもそうやって体重を落とすと筋肉も落ちて
めりはりのないマッチ棒のような体型に。
結果、筋肉量がへっていて基礎代謝が下がっているので
食事を戻すとすぐにリバウンドする。

春先の走りこみでひざと腰を痛めた経験から
今回いろいろなリサーチの上、
万全を望んで取り組んだのがローカーボダイエット、
いわゆる糖質制限ダイエットとタバタ式トレーニングの複合技。

タバタ式トレーニングはいわゆるサーキットトレーニングで
20秒の運動と10秒の休憩を連続8回で1セット。
都合4分間の短いトレーニングを行って代謝をあげるといういうもの。
スクワット、プッシュアップ、 腹筋、背筋を組み合わせて4分1セットを4セット。
ジョギングも長い距離を走るのをやめて
タバタ式ですこしはやめのピッチで4セット、
合計16分でもこれがじつにキツイ。
汗はすぐに噴出してくるし
心臓はバクバク。
心拍数を落とさず有酸素運動をするので
運動効率が高いのがよくわかる。

一方、ローカーボのほうは、
そもそもラーメンや丼モノが好物でもないのでいけるかなと思ってのスタート。
疲れるとちょいと甘いものをつまむのが習慣の僕は
完全に体質が糖質代謝状態。
甘いものの摂取であがった血中の糖分を優先的に代謝していてるので脂肪は燃えない。
糖分が減ると脳が要求するんでつい甘いものをつまむ。
つまりは取りすぎの糖をインスリンが脂肪細胞に 送り込みつづけてるわけで
腰周りのふっくらはとれない。

ドローインといって最初の2週間は糖質を一日20g以下に徹底してカットする。
実はこの最初の1ヶ月が大切で、
この期間に体が 糖質代謝から脂質代謝に変るらしく、
大抵は我慢できずここで挫折するらしい。
自分で決めたことにはストイックな僕は
やると決めたらやる。


いざ糖質を徹底して制限するとなると
食べれないものが多くて困る。
好物のワインもだめ、
バゲットもパスタも
当然のことながらアイスクリームもフルーツも。
外で食べるランチに至ってはコンビニのサラダ以外にほぼほぼ選択肢がない。



2週間たってもあまり効果がでないので
ドローインを3週間に延長。
そもそもの細身の体型で基礎代謝が低いからか。
体調に変化が。
眠りが浅くなったり、
夜中にふくらはぎが攣って目を覚ますことも。
どうやら脂肪を分解してエネルギーに変える際には水分をたくさん必要なようで。

なかなか手ごわい。

もうすこしがんばってみよう。
どこまで耐えれるか。

もう完全にマゾ。

HOW DOES IT FEEL...

LOTUS CALIFORNIA たなかひろし

2015-07-01

下田逸郎 さしむかい弾き語り。

先日の下田さんのライブはとても特別な時間だった。


三宮のカフェZOEでキャンドルの灯りがゆれるなか
30人ほどのお客さんを差し向かえて
マイクなしでギターの弾き語り。
インティメイトという言葉がぴったりなライブだった。

自身の言葉をギターの音色にのせて紡いでゆく。
ジャンルは違えど、カルロス・ジョビンのように
あるいはギル・スコット・ヘロンのように、
言葉と音が一体になって僕の魂をゆさぶる。

歌いたくなったから歌う。
それを聴きたいひとが集まる。
そのミュージシャンを敬愛するひとがその場を提供する。

そこにはいわゆる予定調和がない。

下田さんはその時の気分とその場の雰囲気で歌う曲を決めてゆく。

まさに差し向かい。

うまく言葉では言えないけど、
そこに居てその場を体感できたことに感謝したい。
数週間過ぎても、いい余韻がつづく。
いい波に乗れたときのような。




カフェの壁に張られていたポスターのデザインが素敵で
CAFE ZOEの荒井さんに無理をいって
そのライブのポスターをわけてもらう。
70年代のサンフランシスコベイエリアでのライブポスターを
思い起こさせるいいデザイン。



いい仲間たちといい時間を。

Lotus California タナカヒロシ





2015-06-10

BED ROOM AUDIOが官能的かどうか。

ベッドルームオーディオというカテゴリーはないんだろうけど。


僕にとっては、
リビングのオーディオと寝室のそれとは
まったく違うコンセプトが存在する。

リビングオーディオは目の前にステージがあるかのように
音が前へ前へ迫り出してきてほしい。
たくさんの空気を震わせて音楽の実在感を全身に感じさせてほしい
ミュージシャンのスピリットを浴びるかのように。
(ときどきスピリットが度を越してご近所さんから気合いの入ったクレームが来るけど...)

それに対して、
ベッドルームオーディオは,
壁に掛かる一枚の静物画のように
たたずまいが大切。
音楽という一枚の絵を目を細めて眺めるかのように
刺激の少ない小さめのボリュームで楽しむ。

古い英国製オーディオはまさにそういう感じ。
このQUAD社のモデル33&303とROGERSのスピーカーのコンビは
ちいさめの寝室に音楽をふわりと空気のように漂わせる。
QUAD社の広告では、
“音楽に最も近く、オーディオに最も遠いコンポーネント”と謳っていた。
本を読みながら、
もしくは午後睡の最中に、
時々すっと音楽のフレーズが耳に飛び込んでくる。
スピリットが僕の頭のドアを開けてするりと入ってくるように。

そういう瞬間がすごくセクシィ。

BGM: セクシィ/下田逸朗&石川セリ


下田さんの歌世界はときどき僕の頭のドアを開けて
するりと入って来てはするりと出てゆく。
掴みきれないまま。足跡だけ残して。
セクシィ。

2015-05-28

THE MANY CLASSIC MOMENTS

5月に2週連続の台風。

波を求めて西へ東へ、はたまた南への風来坊。



ひさしぶりの頭オーバーのグランドスウェルに
アドレナリン全開。
 

おおきな波にリラックスした
優雅なソウルアーチでボトムターン、
なんてのはイメージだけ。

へんなところに力が入って力んでるのが自分でわかる。

最後はゲティングアウト中に
アウトからの強烈なセット3連発をくらって
インサイドまでもみくちゃにされての本日終了~。
アスリートとしてのポテンシャルの低さを痛感した次第で。
波にパワーがあればあるほど
力の抜けたサーフィンするには
体力が必要。

ハワイのノースの大波にチャレンジする連中は、
おおきな石を抱えて海底を走るトレーニングをするらしい。
海底で3分くらい息が持つのだそう。

普段ジーパンより重たいものを持つことのない服屋稼業の僕が
週2~3回のジョギングとスイミングではいささか鍛錬が足りない。



普段あれほどに緊張興奮することもないので
アフターサーフは、
頭すっきりこころ穏やかに。

波に揉まれてこころの洗濯は完了。


LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし


BGM : MANY CLASSIC MOMENTS / KALAPANA
気分はこうなんだけどね。


ROCK RUNNING UNDERWATER