2013-08-30

僕と少年との夏の10日間の旅。/ WHY I CAME TO CALIFORNIA.



今年の夏、僕は少年を連れてカリフォルニアに二人旅をしてきた。

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ディズニーランドにも行かないし。
ユニバーサル・スタジオにも行かない旅。

僕が若いときに暮らした街やアパートをみせて、
そこでいつもしてることを一緒にするだけの旅。

サンディエゴからサンタバーバラまで移動しての波乗り。
あちこちでお店の買い付けをして、
気になるモーテルに泊まったり、
友達宅に世話になり過ごす10日間。
おやじの遊びと仕事と友達をみてもらおうかなと。


2年程前のこと、
彼は僕に、”アメリカってどんなとこ?”って聞いて来た。
僕は、カリフォルニアしか知らないからなんともいえないなー。って正直に答えた。
アメリカって広いからうまく説明できないし、
しかも南カリフォルニアしか知らないよ。
行ってみたい?と聞くと
目をまん丸くして、”うん。行きたい。”って。

じゃ、さあ、自分の面倒は自分で見れないと困るから
体力つける為に毎週必ずジョギングをしよう。という僕の提案を彼は受け入れた。
そうして2年間、ほぼ欠かす事なく週1回のジョギングとスイミングを彼は続けて来た。
はじめは走っては歩きのジョギングも
今年には僕のペースにしっかりとついて来れるようになった。


実は、僕は彼がおとなになる前に一緒に旅をしようと心に決めていた。
思春期に入る一歩手前のまだ少年の彼に、僕は伝えたい事があった。
人とのコミュケーションの大切さを。
おとなになっていく過程で、いろんなひとと出会うだろうし、
ひとそれぞれにそれぞれの価値観があるということを。
そして自分の価値観を持つことの大切さを。


わずか10日間でもいろんなことがあった。

サンオノフレで冷えて震えるからだでたき火をしたことも。
フリーマーケットで値段交渉したり、荷物持ちしたことも。
ヴェンチュラのC-STREETでたくさん波に乗れて大喜びしたことも。
サンタバーバラでの野外ライブ会場が紫色のけむりがただよっていたことも。

そして、お世話になった友達の名前をおぼえていなかった事で、
ヨットハーバーのピザハウスで僕にこっぴどく叱られて泣き続けた事も。


僕と少年のかけがえのない大切な思い出になった。

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僕の子育てはこれで終わったような気がする。



でも、最近は下の娘が言い出した。
私もジョギングするから、来年カリフォルニアに行く。って。

やれやれ。


D
SOUNDTRACK/WHY I CAME TO CALIFORNIA

LOTUS CALIFORNIA たなかひろし




3 件のコメント:

  1. わたんべさん>コメントありがとうございます。読ませていただくまえに記事の日付変更したらコメント消えてしまいました。すいません。
    もう一度コメント頂けるとありがたいですW

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  2. ご無沙汰しています。父親と息子だけのトリップは、男の子には特別な想い出になりますよね!素敵なブログを読ませて頂きました!

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  3. わたんべさん>ありがとうございます。親子おとこふたり旅は、良くも悪くも僕にも彼にも逃げ場がありません。その分
    しっかりと向き合えた日々になりました。もう後は、自由に育ってくれればと思います。ところで、その後のSA600はどうですか?(笑

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