2014-07-17

BODY & SOUL / 月曜日の朝はレコード屋にいくことになってる。



日曜日は教会で懺悔するとか、
毎朝アンパンを食べないと気がすまないとか、
ことの重大性は別として
ひとそれぞれ個人的に欠かせない習慣があることだろうけど、
僕の場合月曜日の午前中、
正確にはレコード屋の開く11時から
僕の出勤時間の13時半までの数時間を
神戸元町の数軒のレコード屋を気分ではしごしないことには...。
気がすまない。

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なにかいいものは無いかと、
ほこりにまみれて、指を真っ黒にして過ごす幸せな時間。
収穫後、時間に余裕があれば
居心地のいい大衆食堂に立ち寄り、
すでに一仕事終えて一杯やってるブルカラーのおやじたちに囲まれ
夏はいわしフライ定食
冬には牡蠣フライ定食をいただく。
レコード眺めてにやにやしながら。
(そういえば、この定食屋、リリーフランキーの出てるなにかのCMにも使われててびっくり。)


月曜日に数枚のレコードを買い、
火曜日にみっちりスイム、
水曜日に仲間とサーフィン。
というリズムで、
それなりに抱え込んだストレスを文化的側面から
かつ肉体的側面からも解消しているので、
月曜日になにかしらの収穫がないとそれこそがストレスの原因になる。
翌週のために、ほしいものはすべて刈り取らずに帰ることにしている。

わざわざレコード屋で何かを見つけるという行動に意味があるので
ほしいレコードがあってもネットショップでポチッということはしない。
告白すると(それほどおおげさなことではないけど)、
実は一時期、ebayでレコードを買ったこともある。
10年近く探していたアルゾ&ユーディンの"C'MON & JOIN US"
マーキュリーオリジナル盤でさえあっけなく出てくるうえに
案外手ごろな価格でミントコンディションとのこと。
でも届いたレコードのコンディションがいまいちで
かえってストレスに...。

あまりのお手軽さにストレスの解消にはならなかった。

レコード探しって、カジノのスロットルマシーンのようで
スロットルを回し続けてて星が揃ったときのような快感。


あるいは、夏の浜辺できれいな娘をみつけたときのような。


そうして、僕はまたレコード屋に入り浸る,
ストレス発散という名目のもと、
お目当てのきれいな娘を探すために。

身も心も。

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BGM / BODY & SOUL ESPERANZA SPALDING

D

すばらしいのひとこと。
今一番聴きたいアーティスト。
(ちなみに一番観たいアーティストはSLIPKNOT。
でも5分ともたないだろうな、身も心も。)




6 件のコメント:

  1. こんにちは。理想的な一週間ですね。
    人それぞれ、楽しんで生活できるように何かしら行動していると思います^ ^主人は必ず火曜日と金曜日はジムに行かないとダメみたいです。どんなに仕事が忙しくても絶対に火、金曜なんだとか(笑)
    私の絶対は、なんだろう…毎日自分が女性だということを意識して生活すること、かな?
    身だしなみはもちろんの事、料理や食器の選び方、盛り付けや掃除… そこに女性?と首を傾げるかもですが(笑) うまく表現できませんが(^_^;) 自分で自分を豊かにする術を知ってる人は素敵な人が多いように思います。たなかさんと同じく私もモノに恋をします^ ^
    人やモノとの出会い、とっても大事ですよね。

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  2.  ヒトとして大切なのは却って動物的な感覚である触覚、聴覚、嗅覚、視覚、味覚ですよね。これだけこんぴゅうたあが発達して人間が及びもつかないほどのデータを分析できても、最後は官能検査。0系新幹線の座席が「人間工学を駆使した」という売り込みだったのに余りにも座りづらかったのは有名な話。道具が好きな僕は、手触りを重視します(色覚異常なので、形状以外の視覚的なものが記憶しづらいようなので特に)。25年前に仕事で使ってたIBMのキーボードはそのへんをよく理解した人が作ってたらしくて、キータッチは勿論、余計なビビリ音が無いようにわざわざ重りを仕込んでました。このへんの官能は欧米人は得意ですよね。軽ければ、小さければ、便利であれば優秀なのではない。フェラーリのわざわざアルミ削り出しのシフトレバー然り、ロンソンのライターの無駄に厚い部材とメッキ然り・・・日本でもトヨタ2000GTのメーターパネルはヤマハの楽器技術で無駄に厚いローズウドオだったそうですが、そういう「遊び」はもう無くなったんでしょうかね。官能的な道具にも車にも出会うことが難しくなりました。こういうのを「世知辛い」って言うんじゃないでしょうかね。昭和30年台の扇風機の風を浴びながらつらつらと。

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  3. hyuuuga-san>こんにちは。完璧な気候とサーフィンのできる環境があれば、それほどものも要らないとおもうんですが。
    などと言ったらまわりからは笑われるんでしょうけどw
    モノは丁寧につくられているものに惹かれますし、ひとは所作や言葉つかいの丁寧なひとに惹かれます。
    で、どこかぬけてると恋しちゃいますね。

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  4. たてうちさん>僕は60年台の真空管のアンプとスピーカーから流れるニーナ・シモンの声を浴びながらうつらうつらとしていますw きりりとしたシャルドネに氷を入れて...。(夏はこうして飲むのが好きです、邪道でしょうが。)個人的な偏愛アイテムに囲まれていていると官能的なんですよね。官能については、ラテン系のかたの独壇場ですね。車の排気音なんかも。イタリア車>英国車>ドイツ車>日本車って感じで腰に響かない音になります。仏車はどこかぬけててこれがまた好きなんですがw 60年代ピニンファリーナーの車の造形なんてのはコンピューターじゃでてこないですね。
    ジャグワーEタイプのヒップラインなんかも。すりすりしたくなりますW いまどきの車なんて触ろうもんなら警告音が鳴ります。ほんと”世知辛く”なりました。まあ、すりすりしたいくるま自体ないですけどね。

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  5.  先日、'57型アルファロメオのジュリエッタSVZ(参考:http://jcraft-eng.com/contents/sales/alfa_svz.html)という、17台しか生産されなかった車(ン千万ですね)を短距離運転する機会がありました。直列4気筒液冷ツインカム、低回転ではドロドロ言うてるだけですが4000回転を超えると音がまとまる。
     ボディもザガートデザインそのままでルーフはダブルバブル、ドアノブはアルミ削り出しのポップアップ。そういうギミックも不要なものではなくドラマチックなんですよね。
     Eタイプのデザインは「完璧」。個人的趣味ではライトウェイトEタイプのが。街中で旧車見つけるとニヤニヤしながらあらゆる角度からためつすがめつ眺めるので不審者扱いですw
     トヨタ2000GTなんかもいいですよね。最終仕上げは職人がハンダ盛りして研いだなんて冗談みたいな逸話。
     そして何より内装の匂い!ロースウッドとコノリーレザーでなくても、プラスチックとビニールレザーでも香るあの独特の香り。
     ・・・変態話はこのへんでやめときますw

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  6. たてうちさん>WOW!! いいですねー。 しかも参考リンク先の車SOLD OUTだし(笑 アルミボディだしビュンビュン走るんでしょうね。空調の効いたガレージでワックス掛けて、ピカピカのボディを肴にお酒を呑みたいです。
    そんな私設ミュージアムどこかにないですかね。
    たてうちさん、一台いってください(笑

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your bla bla bla...