2016-02-08

かもめにはじまりかもめに終わる。vol.3 / VINTAGE SHURE





調整を終えたメインのプレーヤーには、
ついにかもめのツインズが飛び交う。
SME3009にはM55Eを
SME3012にはM447。
どちらも音質が似てるから
ダブルアームでこのセッティングをする意味はあまりないんだけど、
いちどこれをやってみたかったもので。
かもめフェチの僕としては。 





シュアーのカモメ柄カートリッジと
トルクのあるガラード301に
マッキントッシュの球アンプとのあわせで出てくる音楽は、
元気いっぱい笑顔いっぱいのアメリカンチアリーダーという感じ。
おしりが大きくて肉つきがよくて、
弾けるような躍動感に溢れている。
少しばかり音楽的なデリカシーには欠けるかもしれないけど、
輪郭のしっかりした中低音の押し出し感が僕の好み。
チック・コリアの浮遊感のあるフェンダーローズの音がかもめのように舞い、
スタンリー・クラークのベースラインのうねりにあわせて
自然に体のあちこちがリズムをとりだす。

このカートリッジは音の余韻もしっかり描き出してくれるから
案外こういうアルバムも楽しめる。



とはいえ、カートリッジ遊びはまだまだ続きそうではあるけど。
ortofonのAシェルなんかも楽しそうだし...。


lotus california  たなかひろし


BGM : WHAT GAME SHALL WE PLAY TODAY


かもめジャケットのアルバムに駄作はない。
と僕は思うんだけど。




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