2017-07-03

ヴィンテージプランツと過ごすのもわるくない。





うちの小さな庭には
バラやらハーブやらベリーやらがいっぱい。
残念なことにもう何かを植えるスペースはない。

でも大丈夫。

ベランダがあった。
ベランダの高温&乾燥した過酷な条件でも育つ植物は、
やっぱりトゲトゲな連中。
なじみのお客さんがアガベの掻き子をもってきてくれたことから
始まった尖った連中とのお付き合い、
アガベって成長がゆっくりで長生き。
人生の終わりに一度っきりの花を咲かせるらしい。

ヴィンテージプランツとでもいえばいいのか、
時を一緒に過ごすよろこびがある。


というわけで
アガベがぞくぞくと仲間入り。

あれもこれも集めたくなる欲求を
ぐっと堪えて 厳選したメンバーたち。
ときどき刺されて痛い目にあうものの
なぜにこんなにもうつくしいんだろうかと
鉢を持ち上げて眺めてにやにや。


ちいさなトランカータを
彼女の製作した手びねりの素朴な器に仕立ててみた。
いいんじゃない。
まだサイズの大きなセーターを着たこどもようだけど。




lotus california たなかひろし

2017-05-07

モノラル再生のお手軽兵器。/ JICO N44-G MONO




モノラル再生も凝りだすときりがない。

GEのバレリラトのトリプルプレイも試した。
そのガッツある音は好みだけど、
あのごろっとしたカートリッジの形とSMEトーンアームとの
組合わせがどうにもセクスィーでない。
定番デノンDL-102カートリッジも試した。
でも追い込み不十分でいまひとつ思ったようには鳴ってくれない。
相性のいいセットアップトランスフォーマーを探してはいるけど、
ひとまず棚上げ状態に。


で、何かないかと探してたら
シュアーM44G用のモノ針が復活してるではないですか。
以前は米国シュアー製で1ミルチップのモノラル針があったけど既に廃盤。
どうやらディスクユニオンが、
安全安心のMADE IN JAPANのJICO社に別注しているようで
実にお手軽な値段。
M44G用交換針N44-G MONOとある。
M44シリーズは針の互換性があるのでM44-7でも使用可能なはず。
針先のサイズが明記されていないので
オーディオユニオンさんに電話して質問したところ、
こちらは0.7ミルのチップらしく、
60年代以降のステレオカッタープレスのモノラル盤にも安心して使える。
手持ちのモノラル盤はほとんど60年代以降のものなので好都合。
しかもカートリッジの配線を変更することなく、
ただ針を差し替えるだけでモノラル再生できるとのこと。


早速取り寄せて聴いてみる。


おおっ。
ジャズ喫茶の音がでた〜。
押し出しの強いガッツのある音。
チリノイズも激減。
いいじゃないですか。


これでカモメ2羽飛ばせたまま、
お手軽にモノラル再生もできるようになった。



ロータスカリフォルニア たなかひろし


2017-04-28

文化月間延長につき。





今年の文化月間は陶芸にいそしむ。

休みごとに山芦屋の閑静な住宅街にある静かな窯に通う。
朝からせっせと植木鉢をこしらえる。

自分の育てる植物を自分の器でしつらえる。

それも素敵なことかなと。




LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし

2017-04-06

こうもりの耳を持つ少年。



休みの日の朝、
レコードを棚から一掴み。
達郎のCIRCUS TOWNを聴きながらコーヒーをすすってまったり。
達郎もこのころは声が高いな。などと思いながら。
続いてSPACYを聴く、
声が細いね、やっぱ若いころだしな。などとも。


高校受験を無事終えた春休み中の少年もいるので
彼のお気に入りのサチモスをターンテーブルに載せる。
うん?、なんかヨンスの声も高い。
去年のアルバムだし声質が変わるわけがない。
すかさずうちの少年が、
なんかピッチが違うんじゃない。と指摘してくる。
ベースの音も違うし。とさらなる指摘を重ねてくる。

ごそごそと抽斗からストロボディスクを取り出し、
33rpmの60hzをチェックすると、
ストロボが盛大に流れていく...。
目いっぱいマイナス側につまみを回してもまだ流れる。
そこで僕はようやくひとつのことに気がつく。
先日コンセント周りの掃除したときに
うっかり115vプラグに挿し込んでいたことを。

100vプラグに挿しなおして、音だし。
”まだピッチ早いんじゃない~?”と、
となりの部屋の少年からの厳しいダメだし。
改めて調整して音だしする。
”あ~,これこれ。気持ちいいわ。この音。”と、
ようやくうちの少年ディレクターMR. PERFECT PITCHからのOKが出る。

どうやら、
うちの少年,こうもりの耳を持ってるようで。


BGM : BEAUTIFUL BOY / JOHN LENNON













2017-03-20

QUAD33 UPDATED...




長年連れそうQUADのアンプ。

その丹精なデザインでお気に入りの道具。

QUAD33/303/FM3のセットは寝室に。
ESLを鳴らしていたときのQUAD44/405は
リビングに家族のBGM用として。
そのおだやかな独特の音で
音楽を部屋の中に漂わせるには最高のオーディオかと。

QUAD33の背面にあるディスクの接触不良で音が出たり出なかったり。
以前からQUADメンテナンスのお世話になっていた方に
修理の依頼をしてはや一年。
その間、遠慮しながら季節ごとに進捗状況を伺うものの
イギリスからパーツが届かない。
来月には仕上げます。 などなど。

年末に4度目のお伺い、
来月には...。むにゃむにゃとおっしゃる 。
いくら気の長い僕でももう待てない。
ひとまず返却してもらうことに。
(以前は一ケ月と掛からずに直してくれたんだけど...。 )

EBAYを見ていると、
QUAD33のレストア済みがおおよそ修理代くらいで手に入るけど、
僕としては手持ちの長年連れ添った33サンを直してあげたい。
なにげにヤフオクを流していると、
QUAD33のコンデンサー等のアップデート済みというものが出ている。
すべて英国製のコンデンサーを使っての修理を済ませている。
QUAD愛好者には有名なDADA AUDIOのパーツを取りよせしての
修理を画策していた僕としてはくすぐられる内容。
出品者に連絡を取ってアップデートだけの依頼をしてみたら
やりますよとの返事。

2週間後、
無事にレストア完了して寝室のもとの場所に。



ベッドルームでは小音量派の僕には
音質の違いはわからないけど。
40年以上経過した電子部品をあたらしくしたという精神上の安心感がおおきい。
常に電源入れっぱなしだし。
これですやすやと寝れるというもの......。










2017-02-10

ただいまディッキア活着中につき。 最終手段 / CLUB TROPICANAうきうきWAKEME UP作戦




どうにも気難しいマルニエルラポスティ。
秋に植え替えした子、
時期がすこし遅すぎたようで、
絶好調だったのに調子を崩し始めてた。
どんどん下葉が枯れこんで葉がまるく閉じてきた。
根を触らないでやさしく鉢増ししておけばと後悔...。

部屋の中のあたたかいところで養生していたけど、
どうも色つやが優れない。、
どう見ても死へのカウントダウン中のご様子。
思い切って鉢から抜いてみると案の定、白い根が無い。
枯れた下葉と根を思い切って整理して
”水槽で吊っての水攻め”をして3週間たっても
まったく発根の気配がない。

もうこれは最後の手段しかない...。
発根促進剤をペースト状にして株もとに塗りこむ。
コールマンのクーラーに水を張り、
サーモスタット付のヒーターを仕込んでの温水での腰水管理。
つまりは擬似トロピカル。
名づけて、 “CLUB TROPICANAうきうきWAKE ME UP作戦”。
(単にうきうきWAKE ME UP作戦でも良かったんだけど)
腐らせるか、
復活するか。
ふたつにひとつの賭けに。


毎朝、水を換えてあげる。
腐らないように株に落ちた水滴をこよったティッシュで丁寧に吸い取る。
発根確認したいのをぐっと堪えてお世話する日々。
そして二週間。
すこしマルニエル婦人の色つやがいいように見える。
勇気を出してそっと持ち上げてみると
白い根がぴこんと出てるじゃないですか。

小躍りしたいのを抑えて
根元をそっと水コケでくるんで鉢に戻す。

どうやら峠は越したようです。
後は本人の生命力です。
とお医者さんなら言うところか。



元気だった夏の終わりころ。
今年の夏にはまた元気な姿が見れそうだ。


BGM: CLUB TROPICANA / WHAM
    

R.I.P. GEORGE MICHEAL



2017-02-02

アナログっていいよねぇ〜。




ヴァイナルジャンキーの僕としては
気に入ったミュージシャンのアルバムはアナログで持っておきたい。

SUCHMOSのファーストアルバムが、
昨年末に限定リリースされていたなどとは露ほども知らず...。
世間では法外なプレミアがついてネットオークションに出てる。
音楽の寄生虫業者のもうけに協力するのはNO WAY。

こんなときこそはと、
わらにもすがるつもりで業界の音友に頼ってみたら、
いろいろ手を回して贈ってくれた。

届いたレコードを胸に抱えて小躍りしたのはいつ以来だろうか。


まるで息子が連れてきた彼女におとうさんがすっかり夢中という感じで。

やれやれ。

LOTUS CALIFORNIA たなかひろし

2017-01-26

THE KIDS / SUCHMOS




本日、CDが届いた。

僕が注文した訳じゃなく、
我が家の中3になる少年が生まれてはじめて買ったアルバム。
SUCHMOSのTHE KIDS。
テレビコマーシャルで流れてるSTAY TUNEが相当気に入ったらしく,
YOUTUBEで何回も観て
シャワー浴びながら大声で歌っている。
そんなに気に入ってるならと初回限定版を予約注文した次第で。



早速プレーヤーにのせて聴いてみる。

おおっ。
なかなかいいじゃない。
というかすごいかっこいいやん。
アンプのボリュームをぐいっと上げる。
ベースラインがぶりぶりと太くてうねる、うねる。
タイトなドラムの上でエレピが揺れる。
歪んだギターサウンドもいい。
なによりもバンド全体が気持ちよくグルーブしてる。


一聴してジャミロクアイの影響が強いのはわかる。
でもなんだろう。
スタックスとかモータウンあたりのオールドソウルも匂うし、
フィーリーお得意のごきげんなリズムもちらほら、
NYガラージュのブギーな感じに加えて
ディアンジェロ以降のオーガニックR&Bな音色も感じる。
言葉の選び方、音へののせ方も気持ちいい。
ソウルマナーのファルセットもセクシー。

そう思い出したのは、
達郎のボンバーで聴かれるぶっといベースとうねるグルーブ、
思わず体が動きだすあの感じ。
もう少し時代を遡るとカーティス・メイフィールドの
鉄壁のリズムセクションが繰り出すグルーブ感。

理屈抜きに気持ちいいですやん。
いいもんはいい。

捨て曲無しみたいなDJ向きなレコ屋の売り文句は好きじゃないけど、
聴きどころ満載の個人的名盤認定。




しばらく我が家の風呂場からは少年と元少年のTHE KIDSの熱唱がとまらない。

STAY TUNE IN TO~KYO FRIDAY~NIGHT!!



LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし



BGM: STAY TUNE  /  SUCHMOS


SUPERFLY / CURTIS MAYFIELD


4月に大阪でライブがあるようで、
CDに先行予約の特典が...。
もうこれは行くしかないでしょう。





2017-01-09

僕が歩けばレコードにあたる。 / GILBERTO WITH TURRENTINE

本日の収穫。



アストラット・ジルベルト、
ボサノバの女王とはだれが名づけたのか。
でも、僕には彼女のアルバムの多くが
ぬるい風呂に浸かっているかのようで、
あまりにもなまぬるすぎる。
昼寝のBGMにはいいけど、
ターンテーブルに載せて向き合って聴くにはいささか退屈。


彼女のアルバムの中でもデオダードのアレンジによる
このCTIのアルバムはとてもいい仕上がり。
アレンジのよさもさることながら、
スタンリー・タレンタインのテナーサックスもいい塩梅で歌う。
ロン・カーターのベースもいい仕事してるし、
ハーモニカのトゥーツ・シールマンスも実にいい。
何回聴いても飽きない。

ぬるすぎず、ちょうどいい温度で、
何時間でも浸かっていたい
程よい刺激のある有馬の銀泉のような。
ああ、至福の時間...。

LOTUS CALIFORNIA  たなかひろし




BGM: BRAZILIAN TAPESTRY /ASTRUD GILBERTO